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マタニティ

妊娠・出産で使えなくなる体幹の正体☆インナーユニットって何?

こんにちは。

熊谷市のマタニティ&

産後の整体に特化した

女性専門整体院、

見晴みつば整体です

 

 

突然ですがあなたは「体幹」が何か知っていますか?

有名サッカー選手が体幹を鍛えてケガから復帰したことが

火付けになり、「体幹トレーニング」という言葉は、

トレーニング業界だけでなく、

日常的な言葉として使われるようになりました。

 

産後ケアの「肝」にもなる体幹機能の回復。

私たちが取り戻すべき、体幹の機能について考えていきましょう。

目次

「体幹」って何?

 そもそも、体幹って何のことを指して言うのでしょうか。

ブリタニカ百科事典を調べてみると、
【脊柱動物の体のうち、体肢を除いた部分。躯幹(くかん)ともいう。
体幹はさらに、頭部、頚部(首のこと)、胸部、腹部、骨盤部、尾部に区分される。】

デジタル大辞泉を引いてみると
【体の主要部分、胴体のこと。またその部分にある筋肉。コア。】


つまり、「体幹」=脊柱を含む胴体のこと。
言葉の定義としては、場所そのものを指しているみたいです。


ただ、トレーニングや整体のなかで「体幹」という言葉が使われると、
そこにある筋肉や、その筋肉が発揮するパワーのことまで指していることが多いです。

そうでないと、「体幹ないね~」なんて言われたら、大変なことになりますよね(笑)


中には体幹部にある筋肉=腹筋群、背筋群をそのまま指していたり、
インナーマッスルの意味で使われていたりもします。

体幹・・・なかなかに便利な言葉なのです。


その体幹部では、色々な筋肉が助け合って仕事をしています。
今回、知っていただきたいのはこの体幹部の深層(インナー)で仕事をする
【インナーユニット】と呼ばれる筋肉です。

「インナーユニット」って何?

【インナーユニット】とは体幹のインナーマッスルである
「骨盤底筋」「腹横筋」「横隔膜」「多裂筋」の総称です。

胃、腸などの消化器や子宮などの内臓はこの4つの筋肉に
囲まれてできる「腹腔」という空間に収まっています。

体幹のインナーマッスルというだけあって、
4つ合わせてとても大切な役割を担っています。

腹圧を高める

4つの筋肉を連動して収縮させることで、腹腔内の圧(=腹圧)を高めることができます。
腹圧が高められることで、排便、排尿を正常に行うことができます。
また、お母さんが赤ちゃんを産む際、「いきむ」のに必要な運動でもあります。

腰への負担の軽減

この、腹圧を高める動きは、同時に体幹を安定させてくれます。
この安定が腰椎(腰骨)にかかる負担と、それを支える表面の背筋にかかる
負担を50%以上軽減してくれるそうです。

産後の腰痛改善に欠かせない要素であり、日常生活で重いものを持ち上げるような
動作の時に腰を痛めないための条件でもあります。

内臓を支える

インナーユニットが作る腹腔という空間の中には、消火器や内臓が収まっています。
中でも底を支える骨盤底筋は、子宮の重さを支えていたこともあって、
産後には機能が低下しています。
この骨盤底筋が弱ることで、内臓を支える力が弱まります。

ひどい時には子宮脱、気付かないうちに内臓下垂になっている可能性があるので、
産後はしっかりと骨盤底筋が内臓を支えてあげられるように
機能回復することが大切です。

正しい呼吸をつくる

正しい呼吸は、インナーユニットの中の横隔膜を中心に、骨盤底筋や、
腹横筋が連動してつくられています。
産後の疲れやすさの原因のひとつに、呼吸の浅さがあります。

インナーユニットがしっかり機能していない状態だと、深い呼吸にならず
常に軽い酸欠のような状態になってしまうのです。

「インナーユニット」の回復が最優先

 これだけ大切な役割を担っているインナーユニットですが、周産期の重心の揺り戻しで最も
機能低下しやすい筋肉でもあります。

産後の運動や、エクササイズを始める場合、このインナーユニットを無視してしまうと、
腰に負担をかけた運動になってしまう可能性が高くなります。

同時に、支えられない腹腔に、無理やり圧をかけることになり、弱った骨盤底に
さらなるダメージを与えることになりかねません。

産後の腹筋運動は注意が必要

というわけで、産後は体幹が弱るから・・・といきなり腹筋運動をはじめるのは
危険です。

特にアウターに負荷がかかる、起き上がりの腹筋運動や、プランクと呼ばれる体幹運動は
痛みを伴う可能性も高いので注意!

これらの運動に痛みが伴う場合には、高確率でインナーユニットの回復がまだ、と思っていただいて
間違いないと思います。

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