産後太りやすくなる股関節の特徴☆セルフチェック付き
こんにちは。
熊谷市のマタニティ&
産後の整体に特化した
女性専門整体院、
見晴みつば整体です♣
妊娠中に増えてしまった体重が戻らない・・・
体重は戻ったのに、妊娠前のズボンがはけない・・
産後の女性に、体形の悩みはつきものです。
理由は様々ですが、総じて妊娠中のからだの使い方を
引きずっている傾向があります。
今日は、股関節にフォーカスして、
産後太りやすいからだになっていないか
(妊娠中のくせを引きずっていないか)
をチェックしていきましょう。
目次
- ○ 妊娠中の股関節の変化
- ・バランスを感じてみよう
- ○ なぜ股関節が内旋することで下半身が太るのか
- ・股関節が大きく動くには、外旋する必要がある
- ・お尻の筋肉が使えなくなる
- ○ これが出来ないと、キケン!下半身太りしやすい可能性あり!
- ・1、足のうらをしっかりとつける
- ・2、腰~背中をしっかり起こして、まっすぐにする
- ・3、膝をゆっくりと床に近づける
- ・全く出来ない!という方のために
妊娠中の股関節の変化
まずは、妊娠中に股関節がどんな風に変化するのか
みていきましょう。
妊娠中はお腹が大きくなる関係で、
前重心、反り腰になりやすくなります。
からだは前に倒れていかないように
一生懸命に支えます。
股関節は構造上、内側に向くと、前に倒れる
力に強くなるようにできているので、
重たいお腹に合わせて自然と
内側を向くようになってきます。
バランスを感じてみよう
試しに、バランスの取り方を感じてみましょう。
妊娠中の方は、転ばないように気を付けて
くださいね。
まず、正面を向いてまっすぐに立ちます。
足は軽く開きます。
つま先、膝先、股関節を外にむけて
思いっきりガニ股の姿勢をつくりましょう。
そのまま前に倒れようとしてみてください。
ブレーキは効かずに、こらえるのは難しいと
思います。
今度は反対に、つま先、膝、股関節を
内側にむけて、内股の姿勢をつくってください。
この状態で、前に倒れようとするとどうでしょうか。
ガニ股に比べると、ふんばることが出来ませんか?
人は前に倒れる重心を、内側で支えようとします。
これが妊娠中に股関節が内旋してしまう理由なのです。
なぜ股関節が内旋することで下半身が太るのか
妊娠中、股関節が内側を向いていくことは、
お腹の重さを支えるための、からだの自然な反応
ですが、そのままにしておくと
下半身太りの原因になります。
メカニズムをみてみましょう。
股関節が大きく動くには、外旋する必要がある
股関節は可動が大きい関節です。
階段を上るとき、大股で歩く時など、
大きく前に動かすときには、
同時に外にひねる動きが加わります。
外旋することで、関節を大きく動かす
ことが出来るのです。
ところが、内側に捻られた股関節は、
動きが小さく制限されてしまいます。
当然、筋肉は固まって、血流も
悪くなっていきます。
内旋した状態が続くほど、
下半身太りの原因になっていくのです。
お尻の筋肉が使えなくなる
股関節が内旋することの大きな問題点のひとつに、
お尻の筋肉が使えなくなってしまうことがあります。
お尻の筋肉は脚の骨に付いていて、
股関節を外旋させる作用があります。
ところが、長いあいだ、内旋された状態でいると、
上手く縮めることが出来なくなり
機能不全になってしまいます。
お尻の筋肉は面積も大きく、股関節を動かす際に
大きな役割を果たします。
この筋肉が使えなくなると、脚にかかる負担が増え、
下半身が太くなる原因になります。
これが出来ないと、キケン!下半身太りしやすい可能性あり!
出産と下半身太りの原因が見えたところで、
さっそくチェックをしてみましょう。
チェックしていただくポーズはずばり
”あぐら”です。
ポイントは、
1、足のうらをしっかりとつける
(難しい場合は、足先、またはかかとだけ
でもOKです)
2、腰~背中をしっかり起こして、
まっすぐにする
3、膝をゆっくりと床に近づける
この3つです。
上手にポーズをとることができるでしょうか?
1つずつ、ポイントを確認していきましょう。
1、足のうらをしっかりとつける
膝から下や足首のねじれ方によっても、
足裏をべたりとくっつけるのが
難しい場合があります。
無理はぜずに、足先、またはかかとをつける
ところから始めましょう。
あくまでも、股関節の方に意識を向けて
外に開き、結果的に足の裏がくっつく形が
ベストです。
2、腰~背中をしっかり起こして、まっすぐにする
実は、これが一番大切なポイントです。
腰を反らす必要はありません。
どちらかというと、頭のてっぺんから
真上に吊り上げられるイメージで
背筋を伸ばしましょう。
からだを丸めて後ろに傾けると、
あぐらの姿勢をとれるけど、
からだをまっすぐにすると出来なくなる方は、
股関節の動きを体幹で代償している可能性が
高いです。
膝の床からの距離よりも、まずは
腰から背中をまっすぐにすることを
大切にしましょう
3、膝をゆっくりと床に近づける
1、2がクリアできた方は、ゆっくりと脚を開くように
意識しましょう。
痛みが出る方もいるので、無理はしないでください。
吐く呼吸と一緒に、床の方へ下げる開いていきます。
まず床からこぶし一個分以内に近づけるところを
目標にしましょう。
このチェックの動きが、そのままストレッチになるので、
全くつかない!という方は毎日少しずつほぐして
みてください。
全く出来ない!という方のために
産後の方だと、あぐらのポーズを取ろうとしたけど、
全くできなかった!!
床につくとかいう次元の問題じゃない!!
というか方も珍しくありません。
そんな場合には、
片方ずつストレッチしてみてください。
片脚をあぐらのポーズ。
反対の脚を開脚するように、膝を伸ばします。
あぐら側の脚をゆっくり開くようにしてください。
この時に、開脚した方の脚が浮いてこないように
気を付けてください。
無理せず続けていけば、両脚でもできるようになります。
力み過ぎに気を付けて、お子さんと一緒に
少しずつ行っていきましょう。