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Home > ブログ > 帝王切開と普通分娩、産後のケアに違いはあるの?

マタニティ

帝王切開と普通分娩、産後のケアに違いはあるの?

こんにちは。

熊谷市のマタニティ&

産後の整体に特化した

女性専門整体院、

見晴みつば整体です

 

 

産後の骨盤矯正の世界では、

産後の不調の原因に、

「出産で開いた骨盤が戻らない」

ということがよく言われています。

 

これ自体が、少し誤解がある言葉なのですが、

もし、骨盤が開くことが原因で不調を感じるとしたら、

帝王切開での出産の場合、

産後のケアは必要ないのでしょうか。

 

2つの違いと、からだの変化について

見ていきましょう。

目次

帝王切開とは

帝王切開とは、普通分娩での出産では、母体と赤ちゃんに命の危険があると
判断された場合、リスクを避けるために
開腹手術によって赤ちゃんを取り出す分娩手段です。

「選択的帝王切開」と
「緊急帝王切開」の2つに分類されます。

選択的帝王切開は、
あらかじめ正常分娩が困難であるとわかって
いる場合に、先に日にちを決めて帝王切開をします。

緊急帝王切開とは、お母さんまたは赤ちゃんに問題が生じて、
急いで赤ちゃんを娩出しなくてはならない場合に行います。

帝王切開になる場合

帝王切開を選択するケースとしては、
双子などの多胎妊娠、逆子、一度帝王切開をしている
などがあげられます。

他にも、高血圧や心疾患を抱えていると、
自然分娩でいきむ行為が心臓や血管に大きな
負担をかけるので危険です。

こちらも選択的帝王切開が選ばれる
ことが多いパターンです。

普通分娩との違い

普通分娩では、赤ちゃんが産道を通って
お腹の外にでます。

帝王切開の場合、開腹手術によって、
直接赤ちゃんを取り出すので、
産道を通ることはありません。

赤ちゃんは、お母さんの産道を通過する過程で、
何度も体勢を変えながらゆっくり時間をかけて産まれてきます。
それは小さな赤ちゃんにとってはとても負担大きい
ことなのだそうです。

なので、帝王切開は赤ちゃんにとってはもっとも
負担が少ない出産方法であるといえるのです。

帝王切開では骨盤は開かない?

先ほど書いたように、
帝王切開での出産の場合、
赤ちゃんは産道を通りません。

産道を通るために、骨盤を広げる必要が
ないので、一般的な
骨盤が開いた状態は、
帝王切開には当てはまらないのです。

それでも、産後の不調に悩む方は
沢山いますし、普通分娩に比べると
帝王切開の方が回復に時間がかかるという
報告も多いようです。

大切なのはインナーユニット

帝王切開では骨盤が開かない、
でも出産方法に関係なく
不調は起こる。

これには何度かブログ内でも
説明している
体幹のインナーマッスルである
インナーユニットが深く関係しています。

詳しくは「妊娠・出産で使えなくなる
体幹の正体☆インナーユニットって何?」
を参照ください。

普通分娩でも帝王切開でもインナーユニットは使えなくなる

骨盤の開く、開かないにかかわらず
産後はインナーユニットが
上手に機能しなくなります。

これは普通分娩でも、帝王切開でも
変わりません。

むしろ、帝王切開の場合、
「腹横筋」といわれる
お腹のインナーユニットに
直接傷をつけるので、
機能回復にかかる時間は
普通分娩より多くなりやすい
のです。

まとめ

基本的に、普通分娩の場合も、帝王切開の場合も産後の
ケアが必要であり、その重要性は変わりません。

どちらの場合もしっかりと、
インナーユニットの機能を戻してあげることが
大事になります。

ただし、出産の過程で筋肉に傷がついていると、
回復スピードが遅くなる可能性が高いので、
帝王切開の場合には
特に「お腹」の筋肉を意識した機能回復が必要になる
ことは、覚えておいていただけると良いと思います。

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