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産後ケア

産後「歩くのが遅くなった」と感じたら要注意!

こんにちは。

熊谷市のマタニティ&

産後の整体に特化した

女性専門整体院、

見晴みつば整体です

 

 

産後、ふとした時に

歩くのが遅くなったと

感じたことはありませんか?

 

子どもと一緒に歩いているから?

と思いつつ、1人で歩いている時も、

目的地に着くのに

以前より時間がかかって

いたら要注意です。

 

気付かないうちに、

歩幅が小さくなっている

可能性があります。

 

産後、しいてはその先の

不調や健康に大きく

関わってきます。

目次

産後の歩くのが遅くなる原因

産後、歩くのが遅くなったり、歩くと
異様に疲れるようになっている場合、
大きく3つの原因が考えられます。

どれも、産後特有の変化が関係して
います。

1、歩幅が狭くなっている

妊娠中、大きなおなかに引っ張られるように
からだの重心は前にいきます。

前に倒れそうになるからだを
股関節は”内旋”させることで
支えようとします。

(詳しくは下リンクの
ブログ:「産後太りやすくなる
股関節の特徴☆セルフチェック付き」
をご覧ください)

股関節は、実はネジのような
イメージで、
外側に回すとゆるみ、
内側に回すと締まる
という特徴があります。

どちらも行き過ぎは
良くありませんが、
関節を大きく動かすためには、
適度に緩んでいないと
いけません。

このせいで、産後の内旋した脚だと、
大きな歩幅が出せなくなってしまうのです。

2、体幹を代償している

関節にはそれぞれ「固定」と「可動」の
役割を担うものがあります。

(こちらもブログ:「痛みのないからだ作りに
必要な筋トレとは☆「動き」を鍛えるトレーニング」
をしたリンクからご参照ください)

股関節の場合、「可動」が主なお仕事です。

その隣にある、体幹(少し大きな括りに
なってしまいますが)は「固定」の役割です。

妊娠~産後は、この体幹が上手に使えない
状態にあります。

上手く「固定」の役割を果たすことが
出来ないのです。

上手く、役割の果たせない
関節があると、隣にある関節は
動きを補おうと頑張ってくれます。

股関節も大きく動かすことをやめ、
出来るだけ、小さく、安定した動きを
しようとします。

特に、大きく足を前に出す
動作はバランスが崩れるので、
ちょこちょこと
出来るだけ重心を
ズラすことなく
歩こうとするのです。

3、膝を使うようになる

海外のモデルさんが歩く時、とてもスラッとして見えて、
かっこいいですよね。

彼女達の歩き方には、脚をキレイに見せる
特徴があります。

それは、「膝がしっかり伸びている」
ということです。

股関節がしつかりと伸び縮みして、
膝の動きは最小限にすると、
歩き方はとてもキレイに見えます。

と、同時に歩幅が大きく広がって、
体幹をしっかりと
使った歩き方にもなります。

産後は、股関節の動きが
制限されることが
多いので、その下にある「膝」が
動こうとします。

その結果、歩いていても
膝が曲がった状態が
増えてしまうのです。

膝は股関節ほど、
ダイナミックな動きは
出来ないので、
自然と歩くスピードも
落ちてしまいます。

歩くのが遅くなることのリスク

産後の歩行速度の低下は、
特に困らないからと、放っておくと、
後のトラブルに繋がりやすくなります。

産後見直すべき
ポイントのひとつなのです。

股関節痛、ひざ痛のリスク

先に書いたように、
産後の歩行速度の低下には
まず間違いなく
「股関節」の問題が
隠れています。

股関節が正しく使えないことで、
歩くスピードが上がらないのです。

この状態で、無理に生活を続けていると、
痛みが出てくることが
あります。

特に、立ちながらの抱っこが増えたり、
お子さんと外で遊ぶ機会が増えたりと
「脚」に負担がかかるような
動作が増えるタイミングで、
いきなり痛みになることが
多いです。

筋肉がつけば戻ると思っている方も
多いですが、痛みが引いたとしても、
一時的で、後々のトラブルの
元になるので、
早めの改善が【吉】です。

産後太りの原因になる

もうすでに、O脚やX脚、
産後ズボンが入らなくなった、と
悩んでいる方もいるかもしれません。

股関節の問題は、
産後太りに直結します。

特に産後、体重は戻ったのに、
ズボンが入らない…」とう方は
股関節が関係している
可能性が高くなります。

加えて、股関節を動かす
脚やお尻の筋肉は
どれも大きく、パワーのある
筋肉なので、
使えていないと、当然
代謝も落ちていきます。

股関節の動きが悪いと、
出歩くのも億劫になるので、
やはり良いことなし、です。

認知症の発症リスク

少し、先を見据えた話になってしまいますが、
国内の研究でも、
歩く速度と、認知症の関係について
言及しているものがいくつかあります。

詳しい説明は避けますが、基本的に
「歩行速度が遅く、歩幅の狭い高齢者は、
認知症リスクが高い」
という結果が発表されています。

もちろん産後以降、運動の有無や
生活習慣によっても
大きく変わっていく部分だとは
思います。

ですが、出産という大きな
からだの変化を放置してしまうことで、
未来のリスクを背負っている
ひとつの例だと考えています。

おまけ

先日、施術を受けている方から
「スタスタ歩けるようになった
気がするんです!」

という嬉しい報告をいただきました。



「歩幅が広がった感じがしませんか?」

と聞くと、

「そう!そう!そうなんです!!」と。


産後のケアをしていて、
こういった日常の変化を報告して
いただくことがよくあります。

聞くたびに本当に嬉しい気持ちに
なります。


たかが歩幅・・と思うかもしれませんが、
からだというのはいつも、
小さな「あれ?おかしいな…」から
大きな不調に繋がります。

さらに、こういった日常に
密着した変化は
確実に子育て生活の質を
あげてくれるのです。

こんなに嬉しいことはありません。

神経質になる必要は
ありませんが、
からだはいつでも
私たちに「サイン」を
送っています。

何か変わったかな?
あれ?おかしいな?
と思ったら、
少しだけ、自分のからだに
目を向けてあげてください!

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