産後の骨盤に悪影響!今すぐやめるべき座り方
こんにちは。
熊谷市のマタニティ&
産後の整体に特化した
女性専門整体院、
見晴みつば整体です♣
産後や育児中は、どうしても
床に座ることが増えると思います。
床座りは”骨盤を起こす”ことが
難しく、骨盤に悪影響を
与えやすい座り方になってしまいます。
中でも、「女の子すわり」は
「最も危険な座り方」です。
骨盤だけでなく、
股関節や膝にまで
悪影響を与えてしまいます。
目次
- ○ 床座りの問題点
- ・1、仙骨が後ろに倒れてしまう
- ・2、猫背になりやすい
- ○ 女の子座りは女性ならではの座り方
- ・女性は関節が柔らかい
- ・女の子座りの害
- ・産後は「女の子座り」がしやすくなる
- ○ 「楽」に感じても女の子座りはしない!
床座りの問題点
「正しく座る」ということは、
私たちが思っている以上に難しいものです。
自分が楽だと思う座り方が、必ずしも
からだにとって、やさしい座り方とは
限りません。
特に、「床に座る」時に、
骨盤を正しい位置に持ってくるのは
とても大変です。
1、仙骨が後ろに倒れてしまう
骨盤の中央には、「仙骨」とよばれる
骨があります。
背骨から骨盤につながる、とても重要な骨です。
仙骨のわずかなズレは、末端にいくほど
大きくなり、前身のゆがみにつながります。
通常、やや前に傾いているはずの「仙骨」
ですが、床座りが増えることで、
後傾するクセがついてしまいます。
2、猫背になりやすい
仙骨が後傾することで、
背中をまっすぐに伸ばすことが
難しくなります。
特に、床座りするタイミングとしては
「授乳」が多いと思うので、
猫背+仙骨後傾がセットになります。
腰~背中に最大限のストレスを
かけることになるので、
授乳後に腰痛や、
肩こりを感じやすくなります。
女の子座りは女性ならではの座り方
床座りが、からだに負担をかけることは、
何となく分かっていただけたと思います。
そして、この床座りの中でも
女性に多く、最も害になりやすいのが
「女の子座り」です。
女性は関節が柔らかい
普通、股間節を折り曲げる時には、
「屈曲」と同時に「外旋」という
外にひねる動作が加わります。
女の子座りはその真逆で、
内にひねる「内旋」の動きが入ります。
女性はもともと関節や筋肉が柔らかいので、
男性に比べるとこの動きがやりやすくなります。
「内旋」の動きは、お尻の筋肉がブレーキに
なるのですが、女性の方が、
お尻の筋肉を上手く使えないことも
「女の子座り」のやりやすさに繋がっています。
女の子座りの害
関節や筋肉が柔らかいなら、
悪い事ではないのでは?と、思う方もいます。
柔軟性があることは、良い事ですが
そこまで簡単な問題でもありません。
まず、本来の股関節の動きと、
逆の動きになるので、関節そのものに
負荷がかかります。
人の関節は、適切な可動域があります。
そこを超える動きは、いくら柔らかいとはいえ、
身体にとっては負担にしかならないのです。
股関節そのもの、特にパンツラインである
「ソケイ部」の痛みや、膝や、股関節の痛みに
繋がることも多々あります。
産後は「女の子座り」がしやすくなる
妊娠~出産を経験すると、
「女の子座り」が楽に感じるようになります。
(詳しいメカニズムは、下リンクから
ブログをご覧ください)
実は、ここに大きな落とし穴が
あります。
産後の股関節は「内旋」がクセになる
傾向があります。
結果として、妊娠前に比べて
「あぐらは、やり辛い」
「女の子座りは、やりやすい」
と感じてしまいます。
ですが、「楽」という感覚に任せて
女の子座りを続けていると、
本来「内旋」のブレーキになる
「お尻の筋肉」が、伸びきった状態に
なってしまうのです。
お尻の筋肉は、大きな筋肉なので、
上手く使えないことで代謝も落ちます。
骨盤に繋がる筋肉なので、骨盤に悪影響を与え、
腰痛の原因もなりかねないのです。
「楽」に感じても女の子座りはしない!
産後は女の子座りが「楽」に感じますが、
からだにとっては「毒」になります。
出来る限り意識的に、女の子座りをしないように
心がけましょう。
あぐらが出来ない方は、片方の脚をあぐら、
反対の脚を長座(伸ばす)ようにすると良いです。
繰り返しになりますが、「楽」=「からだにやさしい」
とは限りません。
悪い習慣の見直しは、そのまま産後のケアになりますよ!