産後の敵!睡眠不足が腰痛をまねく
こんにちは。
熊谷市のマタニティ&
産後の整体に特化した
女性専門整体院、
見晴みつば整体です♣
産後の悩みのひとつに
「睡眠不足」があります。
夜泣きや授乳で、
どうしても安定するまでは
睡眠時間が犠牲になりますよね。
そんな「睡眠不足」
じつは腰痛とも深い関係があります。
目次
- ○ 睡眠不足の弊害
- ・ストレスが増える
- ・集中力の低下
- ・肌荒れ
- ○ 睡眠不足の人が腰痛になりやすい理由
- ・脊柱(背骨)の間にある椎間板
- ・椎間板の主成分は「水分」
- ・「水分」は睡眠中に回復する
- ○ 対策
- ・対策1:小まめに横になる
- ・対策2:体幹を鍛える
- ・対策3:水分をしっかりとる
睡眠不足の弊害
本来、「睡眠」は体の回復の要です。
眠ることで、からだはいろいろな場所の
修復作業を行っています。
まずは寝不足になることで起こる、
代表的な健康への影響を
みていきましょう。
ストレスが増える
起床、入眠には「コルチゾールという
ストレスホルモンが関係しています。
基本的には、体内時計に合わせて、
分泌量が調整されているのですが、
睡眠不足によって、体内時計が乱れると
同時に分泌量も乱れます。
コルチゾールの分泌が増えて
しまうと、必然的にストレスも増えるのです。
集中力の低下
日中、眠気に襲われることで
集中力の低下が起こります。
本来、睡眠によって行われる
脳内の情報処理が追い付かず、
頭がスッキリしない、
ぼんやりとした感覚になってしまいます。
肌荒れ
睡眠の大事な役割のひとつに、修復作業があります。
古くなった、披露した細胞を回復させたり、新しく
作り直します。
健康な肌には、角質が生まれ変わる
ターンオーバーが欠かせません。
このターンオーバーも睡眠中に活性化するので、
睡眠不足は肌荒れをまねきます。
また、最近では腸内環境が
肌に影響することが広く知られています。
睡眠不足で、腸内環境が悪化することも、
肌に悪い影響を与えてしまうのです。
睡眠不足の人が腰痛になりやすい理由
睡眠不足の悪影響は、あげだせば
キリがありません。
その中でも、意外と知られていない
睡眠不足の影響のひとつに
「腰痛」があります。
なぜ、睡眠不足が腰痛をまねくのか
ご説明します。
脊柱(背骨)の間にある椎間板
【椎間板(ついかんばん)】という言葉を
聞いたことがありますか?
おそらく、言葉だけなら
聞いたことがある人は多いと思います。
椎間板は脊柱の骨、ひとつひとつの間に
あるクッション材のようなものです。
たくさんの骨が連動して動く
脊柱の動きをフォローしながら、
重力に対する骨への負荷を減らしてくれています。
椎間板の主成分は「水分」
大事な背骨のクッション材である椎間板。
実はこの椎間板95%が水分で出来ています。
そう、ほぼ水!なのです。
そしてこの水分は、日中に
重力の影響をうけることで、
少しずつ外に染み出ていきます。
なので、朝と夜の椎間板を比べると、
夜の方が水分が少なく、
「潰れた」状態になっています。
「水分」は睡眠中に回復する
日中、重力によって出ていった椎間板の水分は、
睡眠中に回復します。
睡眠中の回復作業によって、
水分を取り込み、潰れてしまった分を
元に戻すのです。
こうすることで、また次の日も、
椎間板はクッションの役割を果たします。
ところが、睡眠不足によって
椎間板の水分が回復しないと、
十分に脊柱の衝撃吸収をすることが
出来なくなります。
結果、脊柱に必要以上の負担がかかり、
「腰痛」への近道になってしまうのです。
対策
とはいえ、授乳期間中の
ある程度の睡眠不足は、
どうしても避けることができません。
そこで、お家で意識するべき3つの
対策をお伝えします。
全ての「腰痛」に対して
即効性と効果があるとは思いませんが、
間違いなく「回復」の助けになってくれます!
対策1:小まめに横になる
睡眠が、椎間板の水分を回復してくれる
ことはお話しました。
もう一つ、睡眠には脊柱にとって、
大事な役割を果たします。
それは、「横になることで、
脊柱を重力から解放してあげる」
ということです。
そうすることで、潰れる力がかかっていた
椎間板が一時的にリラックスし、
負荷を減らすことが出来ます。
ぐっすり眠るに越したことはありませんが、
難しい時には小まめに横になって、
椎間板のストレスを減らしてあげてください。
対策2:体幹を鍛える
ブログ内でも何度かお話していますが、
体幹インナーマッスルを鍛えることで、
脊柱への負担を減らすことが出来ます。
この場合、少し時間はかかりますが、
付け焼刃ではなく、根本的な解決になります。
下リンクのブログで詳しく解説しています。
ぜひ、参考にしてみてください。
妊娠・出産で使えなくなる体幹の正体☆インナーユニットって何?
対策3:水分をしっかりとる
とても簡単で、意外と大事な対策が
「水分」をしっかり取ることです。
特に、産後すぐの場合には
・忙しさから水分補給を忘れがち
・母乳によって水分を外に出している
という理由から、気付かないうちに
水分不足になっている方が多いようです。
本来、お茶やコーヒーなど利尿作用が
ある飲み物はNGでが、授乳中であれば
自然に避けているはずなので、
意識して水分を取るようにすれば大丈夫です。
1日どのくらい、という明確な数字は
ハッキリ分かりませんが、
3リットルくらいを推奨している方が多いようです。