産後、重なる抱っこで辛い肩こり!解消のポイント
こんにちは。
熊谷市のマタニティ&
産後の整体に特化した
女性専門整体院、
見晴みつば整体です♣
産後はどうしても、
肩にかかる負担が減らせません。
とにかく首や肩が凝る!という
辛さを抱えながら、日々頑張っている
ママさんが沢山いると思います。
原因はさまざまですが、
産後の肩こり解消の
ポイントになる部分について
ご説明します。
目次
- ○ 肩の仕組み
- ・肩甲骨
- ・肩甲骨の動き
- ・腕
- ○ 肩甲骨が固まると、肩こりが起こる
- ・肩甲骨を開かせる「前鋸筋」
- ・肩甲骨を背骨に寄せる「菱形筋」
- ○ 解消のポイント
- ・両方の筋肉をバランスよく使えるようにする
- ・お家で意識できること
肩の仕組み
産後の肩こりのポイントを
お話する前に、肩の仕組みについて
説明します。
細かい動きは省いてお伝えするので、
簡単にイメージだけ掴んで
いただければ大丈夫です。
肩甲骨
よく聞く言葉ですが、正しいイメージを
持っている人が少ないのが「肩甲骨」です。
肩甲骨は、三角形の骨で
逆向きになるように背中についています。
ついている、と言っても背中では
筋肉が体幹に貼り付けて
くれている状態です。
骨と骨が胴体につながっているのは、
実は鎖骨の部分だけです。
肩甲骨の動き
細かい筋肉が連動して、肩甲骨は
多彩な動きをします。
ここでは、
・肩をすくめる=肩甲骨が上がる
・肩を下げる=肩甲骨が下がる
・腕を前に出す=肩甲骨が開く
(背骨から離れる)
・胸を開く、または、
背骨の中心に背中のお肉を集める
=肩甲骨が閉じる
(背骨に近づく)
と覚えておいてください。
腕
腕(上腕)の骨は、肩甲骨の穴(ポケット)に
ハマるようについています。
浅いハマりなので、周りの筋肉が
頑張って支えています。
腕と、肩甲骨は連動しているので、
先ほど書いた通り、腕を前に出す動作で
肩甲骨は外に開きます。
肩甲骨が固まると、肩こりが起こる
肩甲骨と腕は、お互いの守備範囲を決めて、
肩を動かしています。
肩甲骨が固まると、腕にかかる負担が
増えると同時に、可動域も狭くなります。
これが大きな肩こりの原因になります。
肩甲骨を開かせる「前鋸筋」
脇の下から、肋骨の前方に向かって、
前鋸筋(ぜんきょきん)という筋肉があります。
肩甲骨を開くことで、
腕を前に押し出す筋肉です。
度重なる、授乳や抱っこで
この「前鋸筋」が固まります。
肩甲骨が、開いた状態のまま
固まってしまい、首、肩、背中まで
負担をかけてしまうのです。
肩甲骨を背骨に寄せる「菱形筋」
前鋸筋の反対の仕事をする筋肉に
「菱形筋」があります。
「大菱形筋」と「小菱形筋」が
ありますが、ここではまとめて、
「菱形筋」と呼びます。
背骨に対して、肩甲骨を寄せて、
開かないようにつなぎとめる
筋肉です。
前鋸筋が固まるのに対して、
菱形筋はピンと伸ばされて
しまいます。
本来、この2つの筋肉がバランスをとって
肩甲骨を『良い位置』につなぎとめ、
正しい可動を出してくれます。
産後の肩こりの多くは、
この2つの筋肉のバランスが崩れています。
解消のポイント
両方の筋肉をバランスよく使えるようにする
「前鋸筋」と「菱形筋」を
バランスよく使えるように
なると肩こりはかなり軽減します。
骨盤軸整体では、固まったまま
機能低下している「前鋸筋」に
軸を通すことで、正しい動きを
思い出させることが出来ます。
骨盤軸整体について、
詳しくは下リンクを参照ください。
お家で意識できること
この2つの筋肉のバランスを
とるために、お家で簡単に意識できることが
あります。
それは、肩甲骨を背骨に寄せておく意識を
持つことです。
授乳や抱っこの際、自然にしていると、
肩甲骨が開きます。
この時に、少しだけ意識して、
肩甲骨を背骨に寄せておくように
してください。
その場でパッと痛みが消えるものでは
ありませんが、長時間、繰り返しの負担に
なるほど、効果が分かります!
からだにかかる負担をグッと減らせるので、
ぜひ意識してみてください!