産後のぽっこりお腹の原因！？「腹直筋離開」にどう対処する？
こんにちは。
熊谷市のマタニティ＆
産後の整体に特化した
女性専門整体院、
見晴みつば整体です♣
先日、「腹直筋離開」についての
お問い合わせの電話をいただきました。
「腹直筋離開」については、
産後９割の女性がなるにも関わらず、
その実態については
まだまだ知られていないようです。
今回は、
「腹直筋離開を治したい！」
と思った場合、
どのようなステップを
たどっていくのか、
当院の施術の方針を
お伝えします。
目次
- ○ 「腹直筋離開」とは
- ・腹直筋が伸びきった状態
- ・問題は機能不全
- ○ 当院での「腹直筋離開」改善の流れ
- ・１，インナーユニットの感覚回復（横隔膜）
- ・２，インナーユニットの感覚回復（骨盤底筋）
- ・３，腹直筋を鍛える
- ○ 必要な時間
- ・離開の程度
- ・軽度離開
- ・重度離開
- ○ まとめ
「腹直筋離開」とは
改めて、腹直筋離開が何かを
おさらいしましょう。
ここでは、簡単に確認していきます。
もう少し詳しく知りたい方は、
下のリンク先のブログを
ご一読ください。
リンク先のブログを読んでいる方は、
ここの項目は飛ばしていただいてOKです。
腹直筋が伸びきった状態
とても簡単に説明すると、
【腹直筋離開】とは、
【腹直筋（お腹をタテに走る腹筋）が
白線という中心線から、横に裂けた状態】
です。
裂けたといっても、実際に破けているわけではなく、
限りなく薄くなっている状態のことをいいます。
問題は機能不全
軽度の場合、気付かない方も多いです。
問題になるのは
「腹直筋が正しく使えない
状態になっている」
こと。
腹直筋が正しく使えないことで、
・体幹の不安定
・腰痛などの痛み
・スタイルの崩れ
・内臓の下垂
などの原因になります。
当院での「腹直筋離開」改善の流れ
実際の施術で、どのような流れで
腹直筋離開を改善していくのか
みていきましょう。
整体や専門機関に
通えない場合は、
お家で改善する場合の
ポイントも書いてあるので、
そちらを参考にしてみてください。
１，インナーユニットの感覚回復（横隔膜）
自然に回復しない
腹直筋離開の場合には、
ほぼ１００％、インナーユニットが
上手く機能していません。
インナーユニットは、
簡単に言うと、深層の体幹。
産後からの回復に、
一番重要な体幹のことです。
（インナーユニットについては下記ブログを参照）
腹直筋はアウターの筋肉です。
インナーが機能していない状態で、
ダメージを受けているアウターを
無理に使おうとすると、
状態が悪化してしまいます。
急な腹筋運動はNG！
インナーユニットの回復が
大事です。
中でも呼吸に使われる
横隔膜を使う感覚が最優先に
なります。
妊娠・出産で使えなくなる体幹の正体☆インナーユニットって何？
２，インナーユニットの感覚回復（骨盤底筋）
横隔膜の感覚が戻ったところで、
骨盤底筋を締める感覚を、
取り戻していきます。
あくまでも「骨盤底筋」が
使える感覚がある事が大事になります。
施術によって、感覚を強めることが
できるので、締め方が「分かった」状態に
なれば、あとは繰り返しエクササイズして
いきます。
３，腹直筋を鍛える
ここまで出来て、はじめて腹直筋を
鍛えていきます。
鍛えると言っても、「腹筋３０回！！」
のような筋トレではないので、
ご安心ください。
ここでも、「正しく」使えることが
大切です。
腹圧をコントロールした状態で、
腹直筋を収縮させる練習をしていきます。
腹直筋が正しく収縮する状態になれば、
自然と離開は戻っていきます。
必要な時間
よく、「離開があるのですが、
どのくらいで戻りますか？」
という質問をいただきます。
回復までに必要な時間を
みていきましょう。
離開の程度
正直なところ、腹直筋の離開度合いに
左右されるところが大きいです。
横１ｃｍの離開の方と、４cmの離開の方では、
間違いなく後者の方が、時間がかかります。
ですが、何センチならどのくらいかかる
と一概に言えない面もあります。
どうしても個人差があるからです。
軽度離開
あえて、極端に「軽度」「重度」
で考えてみましょう。
軽度の離開の場合、１，２回の施術で
改善していきます。
当院の骨盤軸整体の場合、
「筋肉が正しく使える」状態に
なっていきます。
軽い離開、また、出産してから
早ければ早いほど、
筋肉は形状を記憶していません。
この状態であれば、結果は早くでます。
ですが、閉じて終わり！ということでは
根本の解決になりません。
しっかりと体幹の機能を回復させ、
身体に定着させるためにも、
約１０回の施術はおススメしています。
重度離開
縦、横どちらにも大きく離開していて、
かつ、産後から時間も経っている場合、
やはり変化にも時間は必要になります。
筋肉の長さが変わるには、
３，４か月は必要になります。
ただ、この場合、
多くの方が腰痛や肩こりなどの
症状を併発されています。
離開が閉じきるよりも先に、
症状が和らぐ、変化が出る方が
先になるケースが多いです。
離開が閉じきるまでに、
当院が推奨している１０回の施術
以上の時間がかかることも
あります。
エクササイズをしっかりと
おこなえているかにも、関わってくる
部分が大きいです。
逆に言うと、
しっかりとエクササイズが
出来ていれば、
多少時間がかかっても、
必ず改善していきます。
まとめ
・腹直筋離開の改善には、ステップが必要
インナーユニットが回復してから、
腹直筋のトレーニングへ。
・回復までの時間は、人ぞれぞれだが、
根本の問題である機能の回復には、
１０回の施術を推奨。
・重度の離開で、時間がかかる場合でも
正しい筋肉の使い方を抑えれば
確実に結果が出る。