猫背!?反り腰!?産後に起こる姿勢の変化
こんにちは。
熊谷市のマタニティ&
産後の整体に特化した
女性専門整体院、
見晴みつば整体です♣
当院では初回来院時に「問診票」の記入をお願いしています。
自分で当てはまると思う症状にマルをつけていただくのですが、
「痛み」や「症状」以外にも
【猫背】【反り腰】といった項目に〇を付ける方が
沢山います。
お話しを聞くと「自分でそう思っている」方もいれば
接骨院や他の整体院さんで「そう言われた」という方もいます。
どちらも産後に起こりやすい姿勢の変化ですが、
実際のところ「産前」と「産後」で私たちの姿勢は
どのように変わっているのでしょうか。
目次
- ○ 代表的な産後の姿勢
- ○ 反り腰
- ・腹筋や体幹の機能が落ちる
- ・中でもインナーマッスルは大事
- ○ 骨盤が前にすべる
- ・全体のバランスに対して「骨盤」が前にいく
- ・お尻が下がる
- ・抱っこでクセがつく
- ○ 猫背
- ・反り腰から猫背に
- ・避けられない産後の習慣
- ・大事なのは全体のバランス
代表的な産後の姿勢
少し画像が荒くて申し訳ないのですが、上の写真の左側が
産後の典型的な姿勢です。
腰が大きく反り、そのせいでお腹は
かなり前に突き出て見えます。
同時に方や背中(特に上の方)は大きく
丸まり、首が前に出る様な姿勢になっています。
反り腰
産後の姿勢の大きな特徴は
「反り腰」になることです。
腹筋や体幹の機能が落ちる
大きな原因のひとつに「腹筋」の存在があります。
妊娠中に伸ばされ続けた腹筋は、産後に正しい機能を
失う事がほとんどです。
「腹筋」には【腰の反りを抑える】役割が
あるので、腹筋が機能しなくなると
【反り腰】は悪化します。
中でもインナーマッスルは大事
腹筋の中でも深層にある
インナーマッスルの「腹横筋」の
働きは一番大切になります。
腹筋が落ちる=身体を起こす運動が
出来なくなる!
と思っている方が多く、
産後に「反り腰」や「ぽっこりお腹」を
自覚すると、真っ先に
身体を起こす運動をしようとする方が
たくさん居ます。
この運動は「アウター」や「別の筋」に
刺激が入り、かえって「反り腰」を
悪化させる可能性があるので、要注意!です。
骨盤が前にすべる
「骨盤が前にすべる」という表現は
「反り腰」に比べるとピンとこない方が
多いかな‥と思います。
どういうことか、説明しますね。
全体のバランスに対して「骨盤」が前にいく
もう一度、上の「産後によくある姿勢」の
写真をみて下さい。
くるぶしに対して、お腹が前。
背中に対して、お腹が前。
耳の位置に対して、お腹が前。
こう言われると、全体のバランスに対して、
骨盤(お腹)が前に出ている姿勢になっているのが
分かるのではないでしょうか。
お尻が下がる
単純に、腰が反っているだけの姿勢との
違いは「お尻」に出ます。
シンプルな【反り腰】の場合、多くはお尻が
大きくなり上向きに上がります。
ですが、骨盤が前にズレた状態だと
「お尻は下向き」になります。
膝も少し曲がった姿勢になるのが特徴です。
抱っこでクセがつく
この姿勢の変化は「産後に体幹が使えなくなる」ことで
起こるのですが、もうひとつ大きな原因があります!!
それは、【抱っこ】です。
お子さんを骨盤にのせるような抱っこで、クセがつきます。
逆に、産後すぐでなくても
孫の面倒をみる「パパさん」でも、
「じぃじや、ばぁば」でも、
同じ姿勢のクセがつく可能性は高くなります。
猫背
産前、産後に関わらず
現代人は「猫背」が強い傾向にあります。
普段からデスクワークや
家事に取り組む方、
運動習慣の少ない方は特に、です。
ただ、産後はやはり「猫背」が悪化しやすく
なります。
お話しを聞いていると、
鏡をみて、自分の方の丸まり具合に
ガッカリ…(涙)する方も
多いようです。
反り腰から猫背に
身体は賢いので、全体でバランスを
取ろうとします。
どこかが前にバランスを崩せば、
後ろに引っ張り返して調整しようとします。
産後、【反り腰】で前に引っ張られたバランスを
【猫背】で後ろに戻そうと一生懸命になります。
【反り腰】と【猫背】は全体のバランスで、
2つでひとつなのです。
避けられない産後の習慣
そして、やっぱり「抱っこ」や
「授乳」など産後特有の習慣も
猫背をつくります。
これに関しては、避けることは出来ないので、
①身体に負担の少ない方法を選ぶ
②小まめにケアする
③身体が産後から回復してきたら
出来る範囲で筋トレ
しかないと思います。
もちろん、整体などで身体を整えることも
大切ですが、お家で毎日少しずつ取り組んで
ケアを習慣にすることも大切です。
大事なのは全体のバランス
ただし、猫背改善に大切なのは
あくまで身体全体のバランスです。
肩や背中だけ変えようとしても
なかなか上手くいきません。
体幹や、腰から整えながら、
肩や背中にアプローチしていく
という意識が大切です。