産後の骨盤矯正は意味がない?効果ない? 産後骨盤ケアのウソ、ホント
熊谷市のマタニティ・
産後の専門整体院、
見晴みつば整体です♣
産後にすべきケアとして
「産後の骨盤矯正」という言葉が
メジャーになり、広がりました。
ホルモンの影響で関節が緩むので
産後半年までに骨盤矯正をしないと
一生そのまま。
という話もあれば、
産後の骨盤矯正は意味がない!
という話もあります。
身体が辛いけど、産後の骨盤矯正に
効果があるのかどうか分からなくて
一歩踏み出せないママさんも多い様です。
今回は産後の身体にとって
本当に必要なケアと、
骨盤矯正に意味があるのかどうか
をまとめていきます。
目次
- ○ 結論:意味のない骨盤矯正もある
- ・定義があいまいな骨盤矯正
- ・「形を整えるだけの骨盤矯正」には意味がない
- ・形だけの矯正は動けばズレる
- ○ 誰にでも同じことをする矯正に注意
- ・産後に同じ身体の人はひとりもいない
- ・意味のない骨盤矯正の特徴
- ○ 産後にすべきケアとは
- ・ちゃんと使える、動かせるから形が整っていく
- ・必要なことは矯正よりも機能改善
- ○ まとめ
結論:意味のない骨盤矯正もある
先に結論から言うと、意味のない産後の骨盤矯正も
あります。
これは骨盤矯正すべてに意味がない!
そんなことやっても無駄!という意味ではありません。
定義があいまいな骨盤矯正
そもそも問題は「骨盤矯正」という言葉の
定義自体がとてもあいまいなことです。
調べてみると、骨盤矯正とは
・骨盤を正しい位置に戻す
・骨盤のゆがみを正す
といった内容が出てきます。
ところが
・何をもって正しい位置とするか
・そのために何をするか
みたいなところはかなりあいまいです。
骨盤矯正=この手技を、このゆがみが取れるまでやる
といった定義は一切ありません。
なので、一言で骨盤矯正といっても
受ける手技や何にアプローチしているのか
(筋肉なのか、関節なのか、筋膜なのか)は
全く異なってくる可能性があります。
「形を整えるだけの骨盤矯正」には意味がない
そんな中、骨盤矯正というと
骨盤の左右差を矯正するや
脚の長さの差を揃える
といった外から見た「形を整える事」に
こだわったものが多くみられます。
こういった矯正にはほとんど意味がありません。
形だけの矯正は動けばズレる
なぜ形を気にした矯正にほとんど意味がないのか
といと、動けばまたズレてしまうからです。
特に産後のからだの特徴として
体幹やインナーマッスルの機能低下が
あります。
体幹やインナーマッスルは
内側から自分の骨格を
支えておく力です。
つまり、ここを無視した形だけの
矯正は動けば戻ってしまうので、
意味が無いのです。
誰にでも同じことをする矯正に注意
また、効果がない産後の骨盤矯正の
特徴のひとつに、「誰にでも同じことをする」
というものがあります。
いわゆる全く同じ手技を繰り返す、
ベットや機械を使った矯正です。
産後に同じ身体の人はひとりもいない
産後のからだは妊娠中のクセを
引きずっているので、同じような
姿勢の癖や筋肉の使い方の
特徴が出てきます。
それは確かです。
ですが、同じ産後でも
お子さんの人数や出産の様式、
普段の子育ての負担の掛かり方、
妊娠中の過ごし方やもともとの
身体の癖など…
人によって身体の状態は異なります。
ひとことに「産後」と言っても
同じ身体の状態の方は
ひとりもいません。
ところが「産後の骨盤矯正」というと
誰にでも同じ施術を必要回数繰り返すということが
良くあります。
これでは、その人にとって意味のある
施術になっているかどうか、が怪しいところです。
意味のない骨盤矯正の特徴
まとめると、
・骨盤の形を外から矯正することに注力している
・「産後」であれば誰にでも同じ内容の施術をする
この2つは意味のない産後の骨盤矯正に
なっている可能性が高いので注意が必要です。
産後にすべきケアとは
では、産後に本当に意味のある
産後ケアとは何でしょうか。
本質的には
・筋肉にアプローチした矯正
・自分で矯正された状態を維持できるだけの
機能改善を含む骨盤矯正
(エクササイズを含むもの)
この2つが大事になります。
ちゃんと使える、動かせるから形が整っていく
つまり、産後に骨盤がゆがみの少ない
状態になることは大切ですが、
そとから形を変えるように矯正するのではなく、
筋肉をちゃんと使える、正しく動かせることで
結果として形が整っていく。
その形が維持できるようになる、というのが
本当に必要な骨盤矯正のイメージです。
形ありきではなく、機能ありき。なのです!
必要なことは矯正よりも機能改善
「骨盤矯正」という言葉をどう捉えるか
にもよりますが、産後に必要なことは
矯正することよりも身体の機能を改善していく事です。
自分の筋肉で自分の身体をしっかりと
良い形で支えてあげられる、これが大切です。
まとめ
・骨盤矯正の定義自体がかなりあいまい
・形を整えるだけ、みんなに同じことをする
産後の骨盤矯正には意味がない
・産後は矯正よりも機能回復
しっかりと機能がもどれば結果形は整っていく