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マタニティ

産後のふらつきの原因とは☆地に足がついた感覚

こんにちは。

熊谷市のマタニティ&

産後の整体に特化した

女性専門整体院、

見晴みつば整体です

 

 

今日は産後感じる「ふらつき」や「脱力感」についてお伝えします。

 

私には今、1歳3か月になる甥っ子がいます(人見知りですが、とっっても可愛いです)

出産を終えて、実家に帰ってきた姉のところへさっそく整体に行った時、

姉の第一声は「自分のからだじゃないみたい・・・」でした。

からだの力の入れ方が良く分からない、ふわふわ、ふらふらしてる、というのです。

 

姉は産前からよく整体を受けていたので、余計にそう感じたのかもしれません。

(経験上、継続的に整体などでからだをメンテナンスしている方は、ご自分の

からだの変化が“分かる”傾向にあります)

 

さっそく整体をして、ゆっくりと立ち上がって貰うと

「あ。地に足がついた!」と言ったことを今でもよく覚えています。

 

なぜ産後はこんなにもからだがふらつくのでしょうか?

産後のからだの変化と一緒に考えていきましょう。

目次

産後のからだの変化とふらつきの原因

まず大切なことは、妊娠~出産を経て私たちのからだがどう変化するのか、ということです。

重心の変化と、「重心の揺り戻し」については以前のブログでもお話しました。
(下のリンクからチェック!)
妊娠中にお腹を支えるバランスに慣れたからだが、いきなり頭を支えるバランスに戻されて
混乱する・・・といった内容でしたね。
産後のふらつきにもこの「重心の揺り戻し」が大きく関わってきます。

重心の揺り戻しで「体幹」が使えなくなる

スポーツなどで、当たり負けしないからだをみると、「あの選手は体幹がしっかりてるね」
と言ったりします。電車の揺れに耐えられなくなると「体幹・・弱ってる!?」と思いますよね。

この、からだを安定させるために大きな役割を持つ体幹は、実は重心の揺り戻しによって上手く使えなく
筋肉の代表です。

体幹の代表「腹筋」は、お腹の赤ちゃんによって、大きく引き伸ばされます。
呼吸と連動してからだを支えている「横隔膜」も、妊娠中に下から圧迫を受けて、上がり切った状態に
なりやすいのです。

妊娠中、使いづらくなっていた筋肉たちが、赤ちゃんが外に出た途端、いきなり使えるようになる
ということはほとんどありません。弱った体幹では「立つ」「歩く」といった日常動作を支えるのも
一苦労なのです。

寝たきりによる運動神経の弱まり

重心の揺り戻しによって、体幹が使えなくなる状態と似ているのですが、この場合「出産」が
原因ではありません。よく、病み上がりにからだが重たく感じたり、風邪が治っていても立ちくらみや、
ふらつきを感じることがあると思います。

私たちの筋肉は無意識のうちに、重力に負けないように仕事をしています。
ただ立っているだけでも「抗重力筋」と呼ばれる筋肉たちが、重力と闘って背筋が伸びている状態を
作っているのです。寝たきりの状態になると、筋肉が重力に対して仕事をしなくなります。

仕事をしなくなった筋肉は「弱る」より先に「仕事の仕方」を忘れてしまいます。
これが、長時間寝たきりの状態が長かった時に、ふらついたり、からだが重く感じる原因です。

産後はベットでの「安静」状態が長く続きます。回復のために仕方のない事ですが、
その間にも筋肉はどんどん使い方を忘れて行ってしまうのです。

首周りの筋肉のこわばり

「いきむ」ということは、全身にものすごく力が入ります。
そして、産後すぐに長時間の下向き姿勢、「授乳」がはじまるのです。

この下向き姿勢が続くと、「ストレートネック」とよばれる首がまっすぐになる姿勢に
なりやすくなります。首は心臓と脳みそをつなぐ大事なパイプ役。
この首の筋肉に緊張があったり、正常なカーブから外れてストレートネックになってしまうと、
脳に行く血流がスムーズに流れなくなってしまいます。

この場合、立ちくらみやふらふら感は、軽い脳貧血の可能性があります。

また、首は脳から全身へ自律神経の通り道でもあるので、圧迫されることで、
自律神経が乱れます。これも、ふらつきの原因になってしまうのです。
特に、産後はどうしたって寝不足になりがちなので、自律神経の回復力が落ちてしまいます。

そんな中で首の筋肉に緊張があると、めまいやふらつきの原因になりかねません。

リラキシンの影響で関節が緩む

最後になってしまいましたが、産後はよくホルモンの影響で関節が緩むと言われています。
リラキシンというホルモンですね。
だいたい、産後2か月くらいで元に戻るらしいので、産後の骨盤ケアの開始時期の
目安にされたりしています。

関節が緩むって聞いただけでも、グラグラしそうですよね。
こちらも産後1,2か月くらいまでは十分にふらつきの原因として考えられると思います。

ですが、ホルモンのせいだから仕方ないこと・・と諦めるのは勿体ないのです。
関節が緩んだ時にからだを支えるものは何でしょうか?

そう!筋肉です。 筋肉の使い方を戻すことで、関節のゆるみからくるふらつきも
十分にサポート可能だと思っています。 
特に骨盤軸整体の場合には、産後すぐから受けることができるので、ホルモンの影響の
あるなしに関わらず、体幹に使い方を思い出させることができるのです。

優先するべきは「体幹の回復」

考えられる産後のふらつきの原因を、大きく4つあげてみました。
産後は「ふらつき」がいかに起こりやすい状態か、分かって頂けたと思います。

原因は様々、または全てが複雑に絡んでいると思いますが、
一番優先してケアすべきは「体幹の回復」です。

ホルモンの影響は、基本的に時間が解決してくれます。
その上で、筋肉を使える状態にしてあげることが大切です。

運動神経の問題も、ある程度は日常生活を過ごしながら元に
戻っていくものでもあります。ですが、意識せずに使っていると、
今度は間違った使い方を覚えてしまう可能性があるので、注意が必要です。

首周りの筋肉のこわばりに「体幹」が効く

首周りのこわばりの場合、筋肉を緩めて血流を良くする必要があります。
ただ、この場合、首だけの施術ではその場しのぎになってしまうことがほとんどです。

実は、育児で下向きが増えることに加えて、体幹が使えていない状態が末端(首)に
負担をかけてしまっているのです。

体幹はからだの安定の中心。からだが不安定な状態では、何をするにもほかの場所に負担を
かけながら動くことになってしまいます。

なので、首まわりの血流を良くしても、体幹が使えない限り、
首に負担がかかり、またすぐに戻ってしまう・・・
ということになりかねません。

ふらつきのより根本的な解決を考えるなら、「体幹を使える状態にする」
ことが一番大切なのです。

いきなり筋トレは絶対ダメ!まずは深呼吸

こんな風に書くと、真面目で一生懸命な性格の方ほど、「筋トレ」をしようとします。
ところが、急な筋トレはケガのもと!絶対にいきなりやらないでください!!

ブログを書く時も、口頭で説明するときも、意識して「筋肉を鍛える」ことと、
「筋肉を正しく使えるようにすること」を分けて伝えるようにしています。

筋肉を正しく使えていない状態で鍛えると、ケガをします。
特に産後は、しっかり時期をみて運動再開するようにしてください。

じゃあどうすれば・・・?という方のために
まずはゆっくりと深く、【深呼吸】をしてみましょう。

意外と深く吸えないことに気付くと思います。

厳密にはやり方がありますが、ここではあまり気にせずに、
鼻から深く吸って、口からゆっくり吐きます。
最初は4秒吸って、8秒吐くところから、慣れてきたら徐々に伸ばしていきます。

呼吸筋と体幹の筋肉は深い関りがあるので、これだけでも
体幹回復のファーストステップになります。自立神経も整うので、いつでもどこでも
ゆっくり【深呼吸】を心がけてみてください。


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