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Home > ブログ > 産後の腰痛は、骨盤矯正ベルトで悪化する!?

産後ケア

産後の腰痛は、骨盤矯正ベルトで悪化する!?

こんにちは。

熊谷市のマタニティ&

産後の整体に特化した

女性専門整体院、

見晴みつば整体です

 

「骨盤矯正」のための

ベルトやコルセット。

 

産後の辛い腰痛を和らげたい!

あるいは、

緩んだ骨盤を安定させたい!

という目的で、使う方がたくさんいます。

 

ですが、もしあなたが”根本的な”

産後の回復を目指すのであれば、

使用はおススメしません。

目次

骨盤矯正ベルトは、極力使わない方が良い

 自宅で骨盤矯正をするために、
広く使われている「骨盤矯正ベルト」。

産後ゆるんだ骨盤を矯正する目的で
使われる事が多いですが、正直、使用は
おススメしません。

理由は3つあります。

産後の腰痛、体型の変化の原因

 3つの理由を見る前に、前提として、
産後の腰痛、体型の変化の原因について
確認しましょう。


 そもそも、産後の不調の主な原因は、
体幹の機能が落ちることにあります。

腰痛、肩こりなどの症状だけでなく、
産後太りや、ズボンが入らなくなるなどの
体型の変化も例外ではありません。

より根本をたどると、
「体幹」の問題に行きつきます。


 「腰痛」や「骨盤」の問題をケアする、
骨盤ベルトやコルセットは、
本来、「体幹」を安定させてくれるもので
あるべきなのです!

理由1:自分の体幹を使えなくなる

 骨盤ベルト、コルセットは基本的に
外から体幹を安定させる役割を持ちます。

ところが、この「外から安定させる」という
部分が落とし穴になります。

 
 本来、体幹は中(インナー)から支えることで、
外(アウター)が動作のために動きます。

この外の動きを止めて、中から自分の力で
支える能力を奪ってしまうのが、
骨盤ベルトなのです。

理由2:血流が落ちる

 コルセットあるあるなのですが、
付けている間は、血流が悪くなります。

骨盤ベルトも例外ではありません。

「固定」目的とは言え、
外から圧迫をうけるので、
自然と血流は悪くなります。


 本来、血流は「回復」のために
絶対的に必要なものです。

その流れを悪くしてしまうことは、
自分で良くなろうという働きを、
自分自身で止めてしまっているようにも感じます。

理由3:可動が制限される

 体幹が安定していない状態で、
負荷のかかる動きや、大きな可動を出すことは
確かに危険です。

でも裏を返すと、負荷のかかる動きや
大きな可動に耐えることが出来ないと、
体幹が回復しているとは言えません。


 筋肉は自分の長さを記憶する
力を持っています。

どこまで伸びることができるか、
どこま、動けるかを、日常動作の中から
把握しているのです。

骨盤ベルトやコルセットは、
この「可動」を制限してしまいます。

つまりベルトを外した後も、
筋肉が「自分はこれくらいしか動けない」
と勘違いしてしまうのです。


 小さい可動の中で、動いているので、
大きな動きを支える体幹は、
弱る一方になります。

骨盤軸整体の後に使用すると、軸が抜ける

 実際に、整体で体幹が安定した後、
骨盤ベルトを使用すると「軸」が抜けるという
実験結果もあります。


 骨盤軸整体の施術後は、ほとんどの方が、
「体幹の安定」を感じます。

より自然な形で、バランスを取れるようになった
状態を、私たちは「軸が通った状態」と呼んでいます。

安定したバランスは、 
体幹を含む、骨盤まわりの筋肉を
上手に使っている証拠です。


 ところが、軸が通った状態で、
骨盤ベルトをつけて過ごしてもらうと、
5分後にはすでに、軸が抜けていました。

これには、ベルトをつけていた本人も
ビックリです。


 外から支えられる事で、自分自身の体幹は
こんなにも機能しなくなってしまうのです。

それでも「骨盤ベルト」を使った方が良い場合

 自分自身の体幹が使えなくなくという理由から、
骨盤ベルトやコルセットはおススメしません。

根本的な解決、回復からは遠ざかる一方です。

 それを分かった上で、それでも使った方が
良い場合もあります。

1,痛みが強い場合

 急性の痛みが強い場合には、
使用することで、一時的に痛みを緩和する
ことが出来ます。

特に、主婦の方は「痛くても休めない」
ということも、大きな悩みのひとつです。

 
「その場しのぎ」には変わりないのですが、
その場をしのぐことが大切な場合も、
たくさんあります。

早めに専門機関に、行くことをおススメしますが、
それまでの「安心材料」として上手に
活用してください。

2,明らかに普段より負荷をかける場合

 普段から、骨盤ベルトやコルセットを常用することで、
血流や可動域を制限してしまうことは危険です。

ですが、明らかに普段の生活より負荷をかける場合には、
軽減策として、使っていただけると良いと思います。


 例えば、産後1,2年以内の引っ越し。

お子さんが生まれて、住居を移す方や、
里帰り出産を終えて、本来の家に帰るパターンです。

引っ越し当日の荷物の出し入れ、荷ほどきなどで、
明らかに普段以上の負荷がかかる場合には、
外からの力も最大限に利用しましょう。


 少々面倒に感じるかもしれませんが、
つけっぱなしにせず、こまめにつけ外し出来ると
からだにも優しいです。

まとめ

 骨盤ベルトやコルセットには、自分自身の
筋肉の力を抑えつけてしまう傾向があります。

常用することで、骨盤を安定させるどころか、
いつまで経っても「支えられない身体」に
なってしまうので、要注意です!


 ここぞという場面で使用する場合には、
ピンポイントで使用し、
頼り過ぎないように心がけてください。

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